着物は何にも勝る世界に誇れるドレス

着物は世界にも誇れる、すばらしく美しい衣服の一つです。小さいころは豪華なドレスに憧れていましたが、やはり日本人として、颯爽と着物を着れる女性になりたいと思うようになりました。着物は何にも勝る正装ではありますが、もっと気軽に、気楽に着物を着こなすことが出来たら、どんなに素敵でしょうか。

私は海外に10年以上住んでいたせいか、着物への憧れが最近一層深まりました。日本以外の場所で見る着物は、とても神秘的で、繊細かつ豪華で、まさに ”ジャパニーズビューティー”です。やはり、日本人は着物を着るべきだと何度も思いました。民族衣装とは、やはり美しいものです。

アメリカでは、民族衣装をもっと気軽に気負わず着ているような気がします。アフリカのカラフルな衣服や、インドのサリー、メキシコのウィルピルやポンチョ、または外国では、日曜にドレスを着てチャーチに行く姿をよく見かけます。私達日本人も、日常生活の中でもっと着物を着てもよいのではないかと思います。

思い返せば私の小さい頃、祖母は普段着として着物を着ていましたし、母は参観日に着物で現れたりしたものです。昔はもっと、着物を着ることが身近なものだったのに、だんだん生活から遠ざかってきたような気がします。

着物は高価だし、一人では着られないから面倒であるという考えから、だんだん着物をもたなくなりました。しかし、年齢を重ねてきて思う事は、やはり着物が似合う女性になりたいものです。日本の民族衣装である着物に、誇りをもって、素敵に着こなせる女性は輝いていると思います。

着物の収納にお茶箱!?50年前の着物でもオドロキの防虫効果

実家で片づけを行った時の話です。納戸の奥に眠ってある不用品を片づけようと悪戦苦闘しているときに、大きく「茶」と書かれたレトロな大箱を発見。何が入っているのだろうと蓋を開け、和紙をめくると落ち着いた柄の着物が入っていました。

私には心当たりがないため、母屋の母を急いで呼びに行くと、懐かしそうに着物を触りながら「大好きだった人からのプレゼントだった」と突然のカミングアウト。内心ビックリしながらも興味津々だったので、片づけの手を休めて、しばし母の思い出話に付き合うことになりました。

父と出会う前に結婚の約束をした人がいたこと。その人は不慮の事故で無くなってしまい添い遂げることができなかったこと。お付き合いをしている時に、母が密かにほしいと思っていた着物を奮発してプレゼントしてくれたことなど。後に父と結婚することになるのですが、その人の形見のプレゼントは捨てるに忍びなく、かといって着る機会もなく、いつしか奥にしまい込んでいたそうです。

話を聞き終えた後、着物を広げてみると、虫食いやシミもなく綺麗な状態に二度ビックリ。お茶箱にしまっている点も気になったので母に尋ねてみました。お茶箱は蓋をすると外からの湿気を完全に防ぐから防虫効果も抜群みたいです。ただし、しまう前にお手入れを怠るとダメだと教わりました。

布地は若干古めかしくなっていますが、着ようと思えば不具合なく着衣できそうです。ところで何年前の話?と聞くと、なんと50年前!これには驚きました。お茶箱を収納に使うなんて、昔の人の知恵はスゴイと思わされたエピソードです。